まつ毛が薄くなったかも……今すぐ始めたいボリュームアップケア
「年齢を重ねるごとにまつ毛が薄くなってきた……」と悩んでいませんか? まつ毛が減ったり短くなったりすると目元の印象がぼんやりして、アイメイクも映えない気がしますよね。今回はそんなお悩みを持つ方に向けて、まつ毛の減少を招くNG行為や、ボリュームアップを目指すケア方法をご紹介します。「まつ毛ケアを本格的に始めたい!」を思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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まぶたやまつ毛の根元を手でこすったり、コットンなどでゴシゴシ拭いたりすると、摩擦によって抜け毛や切れ毛を招いてしまいます。摩擦ダメージを与え続けると皮膚や毛根が炎症を起こし、まつ毛の成長が滞ってしまうことも。アレルギーなどが原因で目元をこすってしまう方、アイメイクをゴシゴシとこすって落としている方は注意が必要です。
まつ毛をキレイにカールさせるためにビューラーを使っている女性は多いもの。しかし、ビューラーで何度もまつげを挟んでいると、まつ毛や根元に負担をかけてしまいます。ビューラーが正しく使えているか、改めてチェックすることも大切です。
まつ毛の成長には、タンパク質やミネラルなどの栄養が欠かせません。過度のダイエットで食事が満足に摂れていない方、好き嫌いが激しく偏食しがちな方は、栄養不足によるダメージに注意しましょう。
目の周りの血行を促すと、まつ毛に栄養が行き届きやすくなります。目頭や目尻を指先でやさしくプッシュしたり、温かいタオルやアイマスクで温めたりして、血の巡りを良くしましょう。くれぐれも肌をこすらないように、やさしくケアしてくださいね。 また、眼精疲労は目元の血行不良を招くため、スマホやパソコンを見る時間を減らすなど、できるだけ目を休めることも大切です。
まつ毛美容液によって栄養やうるおいを与えると、加齢とともに減少しがちなボリュームやハリを保ちやすくなります。「どんな美容液を使えばいいの?」と迷っている方は、下に記載した”まつ毛美容液の選び方&使い方”を参考にしてみてくださいね。
まつ毛の約9割は、ケラチンというタンパク質でできています。食事でタンパク質をしっかり補給し、まつ毛のボリュームアップにつなげましょう。 ミネラルの一種である亜鉛にはタンパク質の合成を助ける働きがあるため、できるだけ一緒に摂ると効果的です。牡蠣、たたみいわし、牛もも肉、豚ヒレ肉、レバー、納豆、高野豆腐にはタンパク質と亜鉛の両方が含まれているので、食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。もちろんこれらに偏らず、バランスのいい食事を心がけてくださいね。
まつ毛の発育にも関わる成長ホルモンは、睡眠直後の3時間に多く分泌されるといわれています。この時間により深くしっかり眠ることが大切なので、できるだけ質の高い睡眠を心がけましょう。具体的には、以下のようなことを意識しながらリラックスして眠ることがポイントです。
【睡眠の質を上げるためのポイント】
- 食事や飲酒は睡眠3時間前までにすませておく
- ぬるめのお風呂でゆっくり入浴する
- 睡眠1~2時間前からはスマホやパソコンを見ない
- 起きたら朝日を浴びる
フサフサのまつ毛を目指すためには、上でご紹介したようなケアを取り入れるとともに、まつ毛に負担をかけないメイクやクレンジングを続けることも重要です。毎日メイクをする方は特に注意してみてくださいね。
ビューラーのゴムが劣化していると、まつ毛が上手くカールせず、結果的に何度も挟んでしまうことになります。ゴムの使用期限は3ヶ月程度だといわれていますから、定期的にきちんと交換しましょう。
ビューラーを使用するとき、まつ毛を挟んだまま上に引っ張っていませんか? 挟んだままビューラーを持ち上げると、まつ毛の根元ごと引っ張られ、抜ける原因になってしまいます。くれぐれも挟んでいるときはビューラーを固定し、上下に動かさないようにしましょう。まつ毛の根元→中央→毛先に向かって小刻みに5回ほど挟むと、くるんとキレイなカールが作れますよ。
アイシャドウをまぶたやまつ毛の際にのせるとき、アイチップやブラシでゴシゴシこすると、摩擦によってダメージを与えてしまいます。できるだけ往復させず、ひと塗りでサッとやさしくのせるようにしましょう。発色の良いアイシャドウを使えば塗り重ねる必要がなくなるため、まぶたやまつ毛を守ることにつながります。
最後に、まつ毛美容液の選び方や使い方をご紹介します。どんな成分がまつ毛の成長に効果的なのか、正しい使い方とあわせて確認しましょう。
まつ毛の成長やハリをサポートするためには、以下のような有効成分が配合された美容液を選ぶことがポイントです。パッケージや成分表をよく読み、選ぶ基準にしてくださいね。
【まつ毛美容液の代表的な成分】
- ビマトプロスト
まつ毛を濃く長くする育毛効果がある。
※まつ毛貧毛症に用いられる医薬品のため、医療機関の処方が必要。 - ビオチノイルトリペプチド-1
ビオチンとトリペプチドによる機能性ペプチド。まつ毛にハリやコシを与える効果がある。 - オタネニンジン根エキス
高麗人参から抽出されたエキス。育毛作用がある。 - アカツメクサ花エキス
アカツメクサの花から抽出したエキス。育毛促進効果がある。 - パンテノール
ビタミンB群の一種。保湿作用や新陳代謝を促進する作用がある。
まつ毛美容液が目に入ると、炎症を招くことがあります。特にビマトプロストは目の周りに付着すると色素沈着の原因になるため注意が必要です。医療機関で処方されたものは医師の指示通りに使いましょう。
- ブラシやチップに少量のまつ毛美容液をとる
- 上まつげの生え際に沿ってアイラインを引くように塗る
【炎症や色素沈着を防ぐために守りたいポイント】
- 大量につけると目に入りやすくなるので、ごく少量ずつ(1滴程度)使用する
- 下まぶたに着くと色素沈着の原因になりやすいため、下まつ毛には塗らない
※美容液の種類によっては、下まつ毛や目周りに使用できるものもあります。パッケージや説明書をよく読んで適切に使用しましょう。
髪の毛のボリュームダウンが気になってきたら、ヘアケアを見直しますよね。それと同じように、まつ毛のボリュームダウン対策もできるだけ早く始めることが大切です。正しく効果的なケアを続けて、目元に自信の持てるフサフサまつ毛を目指しましょう。