美肌は正しい洗顔&クレンジングから! 肌に負担をかけない洗い方

「毎日きちんとお手入れしているのに、なんだか肌の調子が悪い……」と悩んでいませんか? その肌悩み、もしかしたら毎日の洗顔やクレンジングに原因があるのかもしれません。今回は肌への負担を減らす正しい洗顔やクレンジング方法を、気をつけたいポイントなどとあわせてご紹介します。

 


目次


 


まずは基本から! 正しい洗顔方法&手順

 

クレンジング

 

まずは正しい洗顔の手順を見ていきましょう。普段の洗顔方法と比較しながらチェックしてみてくださいね。

1.石鹸やハンドソープを使って手を洗う

手が汚れていると洗顔料がうまく泡立たないうえに、雑菌が顔に付着して肌トラブルの原因になってしまいます。必ず洗顔前には石鹸やハンドソープを使って、指や爪の間までしっかり洗いましょう。

 

2.ぬるま湯で顔を予洗いする

洗顔料を使う前に、ぬるま湯で顔をサッと洗います。肌表面のホコリや皮脂をある程度取い除いておくことで、毛穴の汚れ落ちを良くすることができます。

 

3.洗顔料をしっかり泡立てる

洗顔料の泡は汚れを吸着するだけでなく、肌を摩擦から守るクッションになってくれます。手で泡立てにくい場合は、泡立てネットやスポンジなどを使ってキメ細かい泡を作りましょう。泡立てるのが苦手な方、時間がない方には、最初から泡で出てくる洗顔料がおすすめです。

 

4.泡をTゾーンに乗せて、指先で泡を転がすように洗う

顔の肌は、部位によって皮脂量や角質の厚さが異なります。Tゾーン(額、鼻)は皮脂量が多く、角質も比較的厚いので、先に泡を乗せて汚れや古い角質を取り除いておきましょう。泡を乗せたら肌には直接触れず、指先で泡をくるくると転がすように洗うことがポイントです。

 

5.泡をUゾーンに乗せて、やさしく撫でるように洗う

Uゾーン(頬、フェイスライン)は皮脂量が少なく、角質が薄い部位です。乾燥しやすいので、泡を乗せてサッとやさしくひと撫でする程度でいいでしょう。この場合も肌には直接触れず、泡だけを動かしてくださいね。

 

6.泡を目元・口元に乗せる

目元や口元は、より乾燥しやすい部位です。決してこすらず、泡を乗せるだけにしましょう。皮脂量が少ないので、これだけで十分汚れを取り除けますよ。

 

7.ぬるま湯で顔の隅々まで丁寧にすすぐ

ぬるま湯で顔全体をすすぎ、泡を丁寧に流します。髪の生え際やフェイスラインには泡が残りやすいので、鏡でチェックしながらすすいでくださいね。

 

8.清潔なタオルで水分を吸収する
すすぎ終わったら、清潔なタオルを顔にポンポンと垂直に当てて水分だけを吸収します。ゴシゴシとタオルを動かすと肌に刺激を与えてしまうので絶対にやめましょう。タオルのホコリや繊維が顔に付着して気になる場合は、ティッシュペーパーで拭くことをおすすめします。

 


洗顔時に気をつけたいポイントとは

 

 

32℃程度のぬるま湯を使う

熱いお湯で顔を洗うと、皮脂が必要以上に落ちて乾燥の原因になってしまいます。32℃程度、「少し冷たい」と感じる程度のぬるま湯で洗いましょう。入浴中など、肌のほてりが気になるときは最後に冷水ですすぐと効果的です。

 

どんな肌質でもゴシゴシ洗いはNG!
人の肌は乾燥肌や脂性肌などさまざまですが、どんな肌質であってもゴシゴシ洗いはNGです。肌をこすると摩擦の刺激によって角質層が傷つき、バリア機能が低下してしまいます。必ず洗顔料の泡をクッションにしながら、やさしく丁寧に洗うようにしましょう。手順でもお伝えしたように目元・口元は皮脂量が少ないので、泡を乗せるだけで十分ですよ。

 


肌に負担をかけにくいクレンジング方法&手順

 

 

ここからは適切なクレンジング方法とその手順を見ていきましょう。肌への負担をできるだけ減らすコツも一緒にご紹介します。

1.石鹸やハンドソープを使って手を洗う

クレンジング時も洗顔時と同じように手を洗って清潔にしましょう。

 

2.専用リムーバーでポイントメイクを落とす

マスカラやリップなどのポイントメイクは、ファンデーションなどのベースメイクより落ちにくい性質があります。ベースメイク用のクレンジング料でポイントメイクを落とそうとすると、必要以上に時間がかかり、摩擦による刺激が増えてしまうことも。事前にポイントメイク専用のリムーバーを使って、マスカラやリップなどを落としておきましょう。

リムーバーを使う場合も、こすらず丁寧に落とすことが大切です。目のキワなど、細かい部分はリムーバーを染み込ませた綿棒を使うとしっかり落とせますよ。

 

3.クレンジング料を手のひらで温める

ポイントメイクを落としたら、顔全体用のクレンジング料を乾いた手のひらに取ります。クレンジング料が冷えているとメイクになじみにくいので、手のひらで少し温めてから使いましょう。

 

4.クレンジング料をTゾーンになじませる

クレンジングも洗顔と同じように、皮脂の多いTゾーンからおこないます。Tゾーンにクレンジング料を乗せたら、指の腹でくるくると円を描きながらなじませましょう。眉、小鼻の脇はメイクが溜まりやすいので丁寧になじませることがポイントです。

 

5.クレンジング料をUゾーンになじませる

次にUゾーンにクレンジング料をなじませていきます。皮膚が薄い部位なので、やさしく撫でるようになじませてくださいね。

 

6.クレンジング料を目元や口周りになじませる

最後に、目元や口周りにクレンジング料をなじませます。より皮膚が薄くデリケートな部分ですから、特にやさしく力を入れずになじませましょう。

 

7.ぬるま湯で丁寧にすすぐ

洗顔時と同じように、32℃程度のぬるま湯でクレンジング料をすすぎ流します。額、鼻、頬、あごと、パーツごとに分けて丁寧にすすぎましょう。すすぎすぎると乾燥を招くため、ある程度ぬめりが取れたら完了してくださいね。W洗顔が必要なクレンジング料を使用した場合は、ここで洗顔料を泡立てて顔を洗いましょう。

 

8.清潔なタオルで水分を吸収する

クレンジングを終えた肌は、とてもデリケートな状態です。洗顔後と同じように決してこすらず、清潔なタオルでやさしく水分を取り除きましょう。

 


クレンジング料の選び方・おすすめアイテム

 

 

肌質や目的に合わせてクレンジング料を選ぶ

クレンジング料にはさまざまな種類があり、それぞれ洗浄力やテクスチャなどが異なります。たとえばオイルタイプはクレンジング力が高いのですが、皮脂に対する洗浄力も高いため、比較的脂性肌の方におすすめです。ジェルタイプはクレンジング力があまり高くないため、ナチュラルメイクの方、エクステをつけている方などに適しています。

「クレンジング後に乾燥する」「正しく落としているのにメイクが残ってしまう」といった悩みがあるときは、落とし方だけでなくクレンジング料の種類も見直してみましょう。

 

乾燥肌・敏感肌にはW洗顔不要のクレンジングバームがおすすめ

乾燥肌や敏感肌の方は、顔を何度も洗うと脱脂作用や摩擦による刺激で症状が悪化することがあります。乾燥や刺激が気になる場合は、なるべくW洗顔不要、一度のすすぎで完了するタイプのクレンジング料を選ぶようにしましょう。体温でとろけてなじみやすいクレンジングバームなら、肌のうるおいを保ちながら刺激も減らせるため、乾燥肌・敏感肌対策に効果的です。

 

 


洗顔とクレンジングもスキンケアの重要なステップ

 

スキンケアというと保湿にばかり目が行きがちですが、実はその前の洗顔やクレンジングも肌にとって重要なステップです。洗顔やクレンジングが間違っていると、いくら保湿をしてもキレイな肌から遠ざかってしまいます。「なんだか肌が乾燥しがち・くすみがち」というときは、ぜひ普段の洗い方も見直してみてくださいね。