うるおいアップのヒント満載! 乾燥する季節の「集中保湿ケア術」

いよいよ空気の乾燥が本格化し、肌にも入念な保湿が必要なシーズンとなりました。しかし、「どのようなスキンケアをすれば良いか分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、この時期におすすめの集中保湿ケア方法を、肌のうるおいアップにつながるヒントとあわせてご紹介します。

 


目次


 


乾燥シーズンにおける保湿ケアの重要性

 

乾燥 

冬は入念な保湿ケアが必要不可欠
美肌を保つために必要な湿度は、60~70%だといわれています。しかし東京の12~2月の平均湿度は55%程度しかありません。室内でエアコンを使用するとさらに湿度が低下し、20%以下になることも。トラブルのない健やかな肌をキープするためには、うるおいを保つケアが必要不可欠なのです。

 

基礎化粧品による保湿方法を見直そう
顔のスキンケアには、化粧水や乳液などの基礎化粧品を使うのが一般的ですよね。水分や油分はもちろん、ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分を基礎化粧品で補うことで、肌のうるおいを守ることができます。

ただし、基礎化粧品はいずれも正しく効率的に使うことが大切です。ただ肌に塗るだけでなく、ちょっとしたコツを取り入れた集中保湿ケア術をマスターしましょう。

 


乾燥する季節におすすめの集中保湿ケア術

 

保湿 

化粧水をしっかり浸透させる

化粧水には、肌の角質層に水分を与える働きがあります。角質に水分が行き渡ると肌の柔軟性がアップし、次に使う美容液や乳液もなじみやすくなりますから、しっかり浸透させることが大切です。

しかし、肌が冷えていたり、角質が硬くなったりしていると、化粧水の浸透が悪くなってしまいます。以下のような方法で、化粧水の浸透をアップさせましょう。

・洗顔後に蒸しタオルやスチームで肌を温める
洗顔やクレンジング後に肌を温めると、毛穴が開いて角質も柔らかくなるため、その後に使う化粧水の浸透が良くなります。温める方法は、蒸しタオルやスチームがおすすめです。

蒸しタオルの場合は、水を含ませて絞ったタオルを電子レンジで適温になるまで加熱してから肌に乗せましょう。※600Wの電子レンジで30秒~1分程度様子を見ながら温めてください。

スチームの場合は、市販のスチーマーを使用すると簡単です。卓上用や携帯用など、さまざまな種類のスチーマーがありますから、利用しやすいものを選んでみてはいかがでしょうか。

肌を温めたあとは、手のひらでやさしく化粧水をなじませます。温まった肌は柔らかくデリケートなので、決してこすらずハンドプレスでなじませることがポイントです。最後は手のひら全体で顔を包み、体温でしっかり浸透させましょう。


・化粧水を手のひらで温めてから肌になじませる
蒸しタオルやスチーマーを使う時間がない場合は、化粧水を手のひらで温めるだけでも効果的です。手のひらに化粧水を軽く広げ、体温でじんわり温めてから、ハンドプレスで肌にやさしくなじませてくださいね。

室内の温度が低いと手のひらも冷えて温まりにくいので、なるべく温かい場所で保湿しましょう。お湯やヒーターなどで手を温めてからスキンケアする方法もおすすめです。

 

いつものスキンケアに保湿アイテムをプラスする
「乾燥シーズンになると、化粧水と乳液だけでは肌がうるおいにくい」と感じている方は多いもの。そんなときにプラスしたいアイテムや使い方をご紹介します。

・ブースター
ブースターは導入美容液とも呼ばれ、化粧水の浸透をアップさせる効果があります。温めてからスキンケアする方法でも物足りない場合は、ブースターを取り入れてみてはいかがでしょうか。 肌がゴワついている場合は角質を柔軟にする成分(グリコール酸やサリチル酸など)配合のもの、しっとりさせたい場合は保湿成分(セラミドやヒアルロン酸など)配合のものがおすすめです。

・保湿美容液
保湿美容液は、その名の通り保湿に特化したアイテムで、化粧水と乳液の間に使用するものが一般的です。「もう少しうるおいが欲しいけれど、クリームなどの油分が苦手」という場合は、保湿美容液をプラスしてみましょう。

・クリーム
「スキンケアをしても、肌の水分がすぐに蒸発してカサついてしまう」と感じているなら、クリームをプラスしましょう。クリームには油分が多く含まれているうえに肌への密着度が高いため、水分をしっかり閉じ込めてくれます。 ただし、カラカラに乾いた肌にクリームを塗っても、ベタつくだけでうるおいを与えられません。必ず化粧水や乳液などで水分を補ったあとに重ねることがポイントです。まぶたや目の周りだけが乾く場合は、目元専用のアイクリームがおすすめです。

・ワセリン
ワセリンには肌の表面に膜をつくり、水分を閉じ込める働きがあります。こちらもクリームと同じく水分を与える作用はありませんから、化粧水などで水分を補った肌に使いましょう。 ワセリンにもさまざまな種類がありますが、顔の保湿には精製度の高い白色ワセリンが推奨されています。使用する際は手のひらに伸ばして温めたあと、肌に密着させるように塗布してくださいね。

 


体の内側から肌にうるおいを与える食べ物

 

肌のうるおいを保つためには、食生活にも気をつけたいもの。ここからは、乾燥肌対策につながる食べ物をご紹介します。

 

にんじん
にんじんには、肌にうるおいを与えるとともにターンオーバーを整えるビタミンAが豊富に含まれています。ビタミンAは油と一緒に摂ると吸収率がアップするので、炒め物やオイルを使ったサラダなどで食べてみてはいかがでしょうか。

 

アボカド
アボカドには、血行を促すビタミンEや、良質な脂質である不飽和脂肪酸が豊富に含まれているため、乾燥肌対策に効果的です。そのままでも加熱してもOKですから、さまざまなメニューにプラスしてみましょう。

 

納豆
納豆には、肌のうるおいを高めるエストロゲンと似た働きを持つ大豆イソフラボンが含まれています。皮膚の健康を保つタンパク質やビタミンB2なども含まれていますから、1日1パックを目安に食べることをおすすめします。

 

ナッツ類
アーモンド、マカダミアナッツ、くるみなどのナッツ類には、ビタミンEや不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。手軽に食べれて小腹を満たしてくれることもナッツの魅力ですから、おやつなどに取り入れてみてくださいね。

 


乾燥肌にもやさしいマスクの種類は?

 

いくら保湿ケアや食生活に気をつけていても、毎日着けるマスクで肌を傷つけていると、乾燥や肌荒れを招いてしまいます。うるおいをキープするために、肌にやさしいマスクの種類を確認しておきましょう。

 

シルクマスク
シルクは繭から取れるタンパク質を使用した繊維です。実は人の皮膚に似た成分のため、肌にやさしく刺激を与えにくいというメリットがあります。乾燥肌や肌荒れが気になるなら、シルク100%のマスクを試してみてはいかがでしょうか。

 

オーガニックコットンマスク
オーガニックコットンは、化学肥料や農薬に頼らない有機栽培にて生産された綿のこと。通常のコットンでも肌触りは同じですが、より安全性が高く環境にもやさしい素材を探しているならオーガニックコットンがおすすめです。

 

不織布マスクでも肌触りの良いもの

近年では不織布マスクも商品改良が進み、肌触りの良いものが登場しています。「肌に刺激を与えたくないけれど不織布マスクを使用しなければならない」という場合は、敏感肌用や、保湿効果のあるものを選んでみましょう。 

 

 


ワセリン配合のファンデーションでさらにうるおいキープ!

 

これからの乾燥シーズンは、丁寧なスキンケアを続けることが大切。そしてベースメイクには、そのうるおいを逃さないワセリンが主成分の「スターオブザカラー クリームファンデーション」を使うとさらに効果的です。適切なケアと保湿力のあるメイクで、トラブルのないみずみずしい美肌を維持していきたいですね。