秋冬も怖くない! 乾燥肌を徹底的に守る保湿ケア&うるおいメイク術
秋冬は空気が乾燥し、肌もカサカサに乾くシーズンです。「朝にしっかり保湿をしても昼には肌がカサつく」「うるおい不足のせいでメイクのりが悪い」など、乾燥肌に関する悩みは尽きませんよね。そこで今回は、乾燥肌さんにおすすめの保湿ケアやメイク方法を、肌のうるおいを逃さないためにやってはいけないNG行為とあわせてご紹介します。
乾燥肌さんがやってはいけないNG行為は?
【NG①】肌をこする
私たちの肌の表面は、角質細胞が重なり合った角質層で覆われています。この角質層には肌のバリア機能が備わっていて、正常に機能していると外部刺激から体を守ると同時に、皮膚の水分の蒸発を防いでくれます。しかし、肌を手やタオルなどでこするとバリア機能を保つために必要な細胞が剥がれ、うるおいが逃げやすくなってしまうのです。
【NG②】洗いすぎ
肌を清潔に保つためには洗浄が必要ですが、洗いすぎはNGです。先ほどもお伝えした角質層には、皮脂やセラミドなど、肌のうるおいを保持する成分が含まれています。しかし、それらの成分は水に流れ出す性質があるため、過度に洗うと乾燥しやすい肌になってしまうのです。
【NG③】保湿効果の低い化粧品を使う
「若い頃は脂性肌だったから」「夏は肌がベタつくから」という理由で、さっぱり系の化粧品を使う習慣がある方も多いですよね。しかし、保湿効果の低い化粧品を使っていては、いくら重ね付けをしても乾燥トラブルを防げません。年齢や季節にあわせて、保湿効果の高い化粧品に変えることが大切です。
【NG④】乾燥した部屋で過ごす
人が快適に生活できる湿度は、40~60%だといわれています。しかし、室内でエアコンなどの暖房器具を使用すると、湿度は20~30%にまで低下。そんな室内で過ごし続ければ、おのずと肌の乾燥も悪化してしまうでしょう。
【NG⑤】睡眠不足や乱れた食生活
乾燥肌さんは、生活習慣の乱れにも注意が必要です。睡眠時間や栄養が不足すると肌のターンオーバーが乱れ、角質細胞の生まれ変わりが正常にできなくなります。その結果、バリア機能が低下し、うるおいを維持できない肌になってしまうのです。
乾燥肌さんにおすすめの保湿&スペシャルケア
洗顔やクレンジングは徹底的にやさしく
肌をゴシゴシとこすって洗うと、角質層が傷ついてしまいます。洗顔の場合は、しっかり泡立てた洗顔料をクッションにしながら、肌をこすらず汚れだけを落としましょう。
クレンジングの場合は、体温で柔らかく溶けてメイクになじんでくれるバームタイプがおすすめです。摩擦が少なくて済むので肌への負担が減らせるうえに保湿効果も高いため、乾燥肌さんに最適ですよ。
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洗顔は1日2回、入浴は1日1回まで
人によって個人差はありますが、肌のうるおいを保つためには、洗顔は1日2回、入浴は1日1回までといわれています。それ以上洗うと、肌本来の保湿成分が失われてしまうので注意しましょう。
なお、入浴中に洗顔するなら、それも1回と数えてくださいね。また、メイクをする場合は、朝の洗顔1回、夜のクレンジング1回までが適切です。
洗顔後や入浴後はすぐに保湿を
洗顔後や入浴後は、皮脂が洗い流されて乾燥しやすくなっています。清潔なタオルで肌表面の水を吸い取ったら時間をおかず、すぐに保湿しましょう。タオルを使うときも決して肌をこすらずに、やさしく当てて水だけを吸い取ってくださいね。
化粧品は「保湿成分」をチェックして使う
乾燥トラブルを防ぐためには、保湿効果の高い化粧品を使う必要があります。そこでチェックしたいのが、化粧品に含まれている保湿成分です。ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド、アミノ酸、スクワランなど、水分保持力が高い成分が配合された化粧品を使いましょう。
保湿ケアでは水分と油分の両方が必要
洗顔後、化粧水だけでは水分の蒸発を防げないので、油分が含まれる乳液やクリームを使いましょう。特に乾燥しやすいシーズンは、化粧水を重ね付けしてクリームを多めに塗ると◎。水分と油分のバランスが取れて、うるおいに満ちた肌になりますよ。
パックや美容液なども取り入れて
「化粧水や乳液、クリームだけでは何となく物足りない」と感じたときは、スペシャルケアを定期的に取り入れましょう。何から始めれば良いか分からない場合は、手軽に使えるパックやシートマスクがおすすめです。
また近年では、化粧水の前に使う導入美容液も人気を集めています。角質層にうるおいを届けやすくしてくれるので、「肌がうるおいにくくなった」と感じている方は試してみてはいかがでしょうか。
睡眠リズムや食生活も見直そう
乾燥肌を防ぐためには、インナーケアも必要不可欠です。睡眠不足は肌のターンオーバーを乱れさせるので、日頃から十分な睡眠を心がけましょう。
食生活では、タンパク質、ビタミン、ミネラルの補給が効果的です。どうしても食事で摂れない場合は、プロテインドリンクやサプリメントなどを補助的に使うといいでしょう。
乾燥肌でもうるおいがキープできるメイク術
まずはメイク前の保湿をしっかりと
肌が乾燥しているとキメが荒れるとともに毛穴が開いたままになり、メイクの仕上がりが悪くなってしまいます。必ず保湿をして、みずみずしい状態にしておきましょう。シートマスクの使用もおすすめです。
保湿効果の高い化粧下地やファンデーションを使用する
「朝、しっかり保湿とメイクをしても、昼には肌がカサつく」という方は、メイクアイテムも見直したいもの。皮脂を吸着する成分が多く含まれているアイテムは、乾燥肌さんが使うと肌のつっぱりや乾燥崩れにつながってしまいます。できるだけ保湿効果の高い化粧下地やファンデーションを使用してくださいね。
中でもファンデーションは、ワセリン配合のクリームタイプがおすすめです。ワセリンは肌の表面に保護膜を作ってくれるので、外部刺激からガードしながら水分の蒸発をしっかり防ぐことができます。
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仕上げのフェイスパウダーは控えめに
ベースメイクの仕上げにはフェイスパウダーを使用するのが一般的ですが、つけすぎると乾燥を招くうえに肌が粉っぽく見えてしまいます。大きめのブラシに少量とり、ごく薄くなじませる程度にしましょう。頬や口元が乾燥しやすいなら、Tゾーンだけにのせる方法もおすすめです。
保湿ケアやメイクを工夫すれば乾燥シーズンも怖くない!
季節の移り変わりとともに肌が乾いてくると、憂鬱な気持ちになってしまいますよね。しかし、適切な保湿ケアをしたり、うるおいを守ってくれるメイクアイテムを使えば、そんな憂鬱を防ぐことができます。秋冬もうるおいに満ちた肌で過ごすために、毎日のケアやメイクを見直してみてはいかがでしょうか。