美白ケアが必要な季節は秋冬!? 肌を明るく見せるメイクもチェック

「美白ケアは紫外線が強く降り注ぐ夏だけでいい」なんて思っていませんか? しかし、シミやそばかすを増やさないためには、実は秋冬の美白ケアも欠かせません。その理由を、取り入れたい美白有効成分や肌を自然と明るく見せるトーンアップメイク術とあわせてご紹介します。
秋冬こそ美白ケアが必要!?その理由とは

秋冬は夏に浴びた紫外線でシミができやすい!
シミやそばかすができやすい季節というと、紫外線が強くなる夏のイメージがありますよね。しかし、夏に浴びた紫外線によってシミやそばかすが発生・悪化する季節は、秋冬だといわれています。
そもそもシミやそばかすの原因となるメラニンは、肌のターンオーバーとともに排出されていれば、目に見える色素沈着にはなりません。ですが、お手入れ不足、加齢、血行不良、睡眠不足などの影響によってターンオーバーが乱れるとメラニンが排出されにくくなり、秋や冬にシミやそばかすとなって肌の表面に現れてしまいます。
つまり、夏に浴びた紫外線でシミやそばかすを発生・悪化させないためには、秋冬の美白ケアが肝心なのです。「美白ケアは夏だけでいい」という思い込みは避けて、秋冬こそ丁寧な美白ケアをおこないましょう。
そもそも美白ケアとは?
美白ケアとは、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑えたり、排出を促して改善したりするケアのこと。そもそも美白にこだわるのはアジア人だけだといわれています。東南アジアでは「白肌信仰」が強く、日本では「白肌は七難隠す」といわれ、肌の色が白いと多少の難点は隠れると例えられています。
ただし、美白ケアは肌を白くするものではなく、あくまでもシミやそばかすを防いだり改善を目指したりするケアです。美白化粧品を使っても肌が白くなることはないので、その点には注意しましょう。
美白ケアで取り入れたい美容成分&効果的な美容医療

美白ケアに取り入れたい有効成分
• ビタミンC誘導体
• ナイアシンアミド
• アルブチン
• コウジ酸
• トラネキサム酸
• プラセンタエキス
• フラーレン
• カモミラET
• リノール酸S
• 4MSK など
上記のような美白有効成分にはメラニンの生成を抑制したり排出を促したりして、シミやそばかすを防ぐ働きがあります。ただし、肌がうるおった状態でなければターンオーバーは正常におこなわれません。ヒアルロン酸、コラーゲン、セラミドなどの保湿成分も配合された化粧品を使うことがポイントです。
透明感アップに効果的な美容医療は?
・レーザー治療
シミの治療には、ピコレーザーやQスイッチヤグレーザーなどが用いられます。
レーザーを照射して色素を破壊し、自然な肌色に改善するのです。
シミの状態や量によってはダウンタイムが必要になるので、治療前にしっかり確認しましょう。
・フォトフェイシャル(光治療)
フォトフェイシャルは、顔全体に特殊な光を当てる治療です。
基本的にダウンタイムはなく、顔全体のトーンアップを目指す方に適しています。
・内服薬
内服薬の場合、トラネキサム酸やビタミンCなどが用いられます。
肝斑などの治療に有効ですが、結果が出るまで時間を要するのが難点です。
・外用薬
外用薬では、ハイドロキノンやレチノールなどが用いられます。
治療の際には、赤みや皮むけなどをともなうことがあります。
症状やプログラムをしっかり医師と確認しながら治療を続けることが大切です。
肌を自然にトーンアップさせるメイク方法は?

色が明るすぎるファンデーションはNG!
肌を白く見せたいからと、色が明るすぎるファンデーションを選んでいませんか? しかし、自分の肌色に合っていないファンデーションを使うと、首や手の色との差が生まれて不自然な印象になってしまいます。
また、かえって肌の透明感が失われ、シミやソバカス、くすみなどが目立ってしまう恐れも。他にも写真で白浮きするなど、さまざまなデメリットがあるので控えたほうがいいでしょう。
正しいファンデーションの色の選び方
では、ファンデーションの色はどのように選べばいいのでしょうか? 一般的には、フェイスラインにファンデーションを乗せて、もっともなじむ色が良いといわれています。フェイスラインは首にも近いため、この部分になじむ色を使うと白浮きしにくく、違和感のないベースメイクに仕上げられるのです。
色を選ぶときは、使いたいファンデーションのサンプルを利用しましょう。「自分で選ぶのは不安」という場合は、ショップやメイクレッスンのスタッフに選んでもらうと安心ですよ。
自然に明るい肌を演出するベースメイク方法
肌の透明感を高めて明るく演出したい場合は、以下のようなメイク方法がおすすめです。
・トーンアップ効果のある化粧下地を使う
ファンデーションを塗る前にトーンアップ効果のある化粧下地を使うと、肌を自然に明るく見せることができます。違和感なく仕上げるコツは、首まで化粧下地を塗ること。色の差がなくなりますし、首のシワやくすみまでカバーできて若々しい印象になります。
・ツヤ感のある高保湿ファンデーションを使う
肌にツヤがあると自然と明るく、イキイキとした印象に見せられます。そこで使いたいのが、ワセリン配合の高保湿ファンデーション。どんなにカサついた肌でも、ひと塗りで内側から光を放つようなツヤ感をもたらします。
・ハイライトを使う
おでこや鼻筋、頬の高い部分にはハイライトを使うと◎。顔の中ではもともと肌の色が明るい部分なので、さらに明るさが強調され、透明感が演出できますよ。また、顔立ちに陰影が生まれるため、立体的な小顔に見えることも嬉しいポイントです。
秋冬の美白ケアで理想の透明感を目指そう

今回は、意外と知られていない秋冬の美白ケアの重要性をご紹介しました。美白ケアで肌を白くすることはできませんが、シミやそばかすを防いで透明感を保つことは可能です。肌を明るく見せるトーンアップメイクと一緒に続けて、くすみのないクリアな肌を目指したいですね。