メイク上級者も要注意！　意外と起きやすい「毛穴落ち」の原因と対策

毛穴落ちとは、毛穴のくぼみにファンデーションが溜まった状態のこと。ファンデーションが毛穴に流れ込むため、肌に白い点々ができてしまうのが特徴です。メイク前より毛穴が目立ち、不自然な印象を与えてしまうことも。どんなにメイクに慣れている方でも、思いがけず起きてしまうので注意が必要です。

毛穴落ちの主な原因は、毛穴の開きです。毛穴がぱっくりと開いていると、そこにファンデーションが溜まり白く目立ってしまいます。そして、毛穴が開く原因には以下のようなものが挙げられます。

・肌の乾燥

肌が乾燥すると皮膚の表面を覆っている角質層がしぼんで硬くなり、ハリが無くなります。その影響で肌全体のキメが乱れ、毛穴も目立ってしまうのです。保湿不足の方、顔を洗いすぎてうるおいを落としている方などは、乾燥による毛穴落ちが起きやすいでしょう。

・肌のたるみ

加齢や紫外線などの影響で肌がたるむと、毛穴が皮膚の重みに引っ張られて開いてしまいます。たるみによる毛穴の開きは、皮膚の流れに沿って楕円形やしずく型になるのが特徴です。

・過剰な皮脂分泌

皮脂分泌が活発だと皮脂腺の出口が大きくなるため、毛穴が開きやすくなります。大人の場合は、ホルモンバランスが乱れていたり、糖質や脂質の多い食事を続けていたりすると皮脂分泌が活発になるので注意しましょう。また、肌の乾燥がかえって皮脂分泌を誘発することもあります。

毛穴落ちは、皮脂腺が発達したTゾーンや、たるみによって毛穴が開きやすい頬に多く起きる傾向があります。ファンデーションを塗ってすぐに目立つ場合もありますが、時間が経過し、メイクが崩れてから目立ってくるケースも少なくありません。

肌の乾燥は毛穴が開く原因になりますから、まずはメイク前にしっかりと保湿をしましょう。朝の洗顔を終えたら、化粧水、美容液、乳液などを丁寧に重ねることがポイントです。水分と油分のバランスを整えることで、メイクをしても崩れにくく毛穴が開きにくい肌に仕上がります。毛穴を引き締める美容液やパックなどを使うのも効果的です。

スキンケアをしてすぐにベースメイクをすると、肌に残った水分や油分で下地などが上手くなじまず、崩れやすくなります。ベースメイクの密着度を高めるためには、スキンケアとメイクの時間を少し空けることが大切です。肌表面のベタつきがなくなる程度、時間にして約5分は空けるといいでしょう。

ベースメイクの際、素肌にいきなりファンデーションを塗ると毛穴落ちを招きやすくなります。化粧下地には毛穴を適度に埋めてフラットな状態に整える効果がありますから、ファンデーション前に塗っておきましょう。※化粧下地不要のファンデーションを使う場合はこのステップを省いても構いませんが、どうしても毛穴落ちする場合は下地の使用をおすすめします。

毛穴が気になると、ついファンデーションを厚く塗りたくなりますよね。しかし、厚塗りするほど肌に密着していないファンデーションが表情の動きによって浮き、毛穴落ちも発生しやすくなります。ファンデーションは少量をごく薄く均一に塗るようにしましょう。最後にスポンジで叩き込むようにすると肌への密着度が上がり、毛穴の凹凸をカバーしながらメイク崩れを予防できます。

余分な皮脂をそのままにするとベースメイクと混じり合い、毛穴落ちがより発生しやすくなります。まずは浮いた皮脂をティッシュペーパーで軽く押さえてオフしましょう。あぶらとり紙だと皮脂を吸収しすぎて肌の乾燥を招く恐れがあるので、ティッシュオフ程度で十分です。

皮脂をオフしたら、フェイスパウダーをブラシやパフで薄く重ねましょう。スターオブザカラーの『フェイスパウダー』は、上質な超微粒子パウダーが肌のキメにまで入り込むため、毛穴の目立ちにくい滑らかな肌に整えてくれます。皮脂を吸着して崩れを防ぐ効果もありますから、サラリと爽やかな毛穴レス肌を長時間キープできますよ。日中のお直しタイムだけでなく、朝のベースメイクの最後に使用しても◎。テカりや毛穴落ち予防に効果的です。

毛穴落ちがひどい場合は、一度メイクを落としましょう。まずは乳液を含ませたコットンで、毛穴落ちがひどい部分のベースメイクを撫でるようにやさしく落とします。その後、化粧下地とファンデーションで再びメイクをすれば完成です。どうしてもリセットしたいときは試してみてくださいね。

今回は、毛穴落ちの原因や対策方法についてご紹介しました。鏡を見て毛穴落ちが発生していると、まず自分自身ががっかりしてしまいますよね。そんながっかりを招かないために、いつものスキンケアやメイク方法を見直してみてはいかがでしょうか。効果的な対策を取り入れて、1日中ご機嫌で過ごせる毛穴レス肌を目指しましょう。