大人の目元悩みを解消するケアとは? 若返りアイメイクもチェック
大人になるとシワ、たるみ、クマといった目元の悩みが急増するもの。「目元のシワが気になって思いっきり笑えない」「アイメイクに自信がなくなった」なんて方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、大人の目元悩みを改善に導くケア方法を、若々しい目元をつくるメイクのコツとあわせてご紹介します。
大人の目元悩みとは? 種類と原因をチェック
シワ
目元の皮膚はとても薄く、もともと水分を保持する力が弱いといわれています。さらに年齢を重ねると皮膚内部のコラーゲンやエラスチンが減少。水分とハリの両方が失われることで、シワが現れやすくなるのです。目元に現れる細かなちりめんジワの原因は主に乾燥ですから、うるおいを与えるケアが必要です。
たるみ
目元がたるむとまぶたに影が落ち、老けた印象を与えやすくなります。そんなたるみを引き起こす原因の1つは、眼輪筋の衰え。目の周りをぐるっと取り囲んでいる眼輪筋が加齢とともに衰えると、眼球や皮膚を支える力が弱くなり、たるみを招いてしまいます。
クマ
目の下にできるクマにはいくつかの種類があります。大人の目元に現れやすいのは、くすみを伴った青クマ。青クマは血行不良が主な原因です。また、黒クマも目元に現れるエイジングサイン。たるみによって目の下に影ができ、黒いクマができてしまうのです。
【お悩み別】目元のエイジングケア方法
シワ…アイクリームでうるおいを
目元の乾燥ジワにお悩みの方には、アイクリームを使ったケアがおすすめです。アイクリームには保湿成分がギュッと濃縮されているため、少量で目元にしっかりとうるおいを与えることができます。「レチノール」「ナイアシンアミド」など、シワを改善する有効成分配合のアイクリームだと、さらに効果的です。
ただし、すでにお伝えしたように、目元の皮膚はとても薄くてデリケート。アイクリームを塗るときに強くこすると皮膚組織が傷つき、かえってシワの原因になってしまいます。余計な力の入りにくい薬指を使って、やさしく丁寧になじませましょう。反対側の手でシワを伸ばし、その隙間にクリームをなじませるようにすると、より一層の対策につながりますよ。
たるみ・黒クマ…眼輪筋を鍛える
眼輪筋をトレーニングによって鍛えると、目元のたるみを改善する効果が期待できます。目の周りの筋肉を意識しながら、以下のような流れでおこないましょう。たるみが原因で生じる黒クマの予防や改善にも効果的です。
1.正面を向き、額に手のひらを当てる
※額を固定することで余計な負荷を抑え、おでこにシワが寄るのを防ぎます。
2.眩しいものを見るときのようなイメージで下まぶたを引き上げる
3.そのまま20秒キープする
4.「∞」を描くように眼球を右回りに5回ぐるぐる動かす
5.左回りも5回同じように動かす
6.以上を1日3セットおこなう
青クマ…血行を促す温めケア
目元がどんよりと青黒いときは、蒸しタオルで目元を温めてあげましょう。温めると血流が促されて酸素が行き渡るため、血色の良い目元へ戻すことができます。
また、温めたあとには目周りのツボを刺激すると◎。より血行が良くなるため、目の疲れも緩和されます。くすみや眼精疲労が気になるとき、寝不足のときなどにもおすすめです。
1.水で濡らして絞ったタオルを、電子レンジで30秒~1分加熱する
2.手で温度を確かめ、ほんのり温かい程度になったら目元に乗せる
※熱すぎると肌に負担をかけてしまうので注意しましょう。
3.タオルが冷えるまでそのまま温める
※温め足りない場合は、もう一度レンジで加熱して適温にします。
4.目元がじんわりと温まったら、以下のような目の周りにあるツボを押す
※いずれも指の腹でやさしくプッシュしましょう。爪が長い場合は綿棒を使ってもOKです。
1.晴明(せいめい)…目頭のくぼみにあるツボ
2.攅竹(さんちく)…眉頭のすぐ下にあるツボ
3.瞳子髎(どうしりょう)…目尻から指1本分外側のくぼみにあるツボ
4.四白(四白)…黒目の下から指2本分下にあるツボ
目元を若々しく見せるアイメイクテクニック
アイシャドウベースでワントーン明るい目元に
目元が老けて見えてしまう原因の1つに、くすみが挙げられます。そんなくすみを目立たなくするために使いたいのが、アイシャドウベース(目元用化粧下地)。まぶたが明るくなると目元全体が若々しい印象になるうえに、その後に使うアイシャドウの発色も良くなりますよ。アイシャドウベースの色は、肌の色よりワントーン明るいものを選びましょう。
アイシャドウカラーはオレンジがおすすめ
若々しい目元を作るためには、アイシャドウの色にも注意したいもの。ブラウンは定番カラーですが、大人の目元に使うとくすんで見えてしまうことがあります。華やかで血色の良い目元にしたいなら、オレンジのアイシャドウを試してみてはいかがでしょうか。オレンジは赤色と黄色が混じり合った色ですから、肌なじみもよく健康的な目元にしてくれます。
引き算メイクで今どきの若々しい目元に
「アイメイクは盛れば盛るほどいい」といわれていた時代もありました。しかし、太いアイラインや濃いまつげはかえって目を小さく見せるうえに、今では古臭い印象を与えてしまいます。以下のように「引き算」を意識したアイメイクポイントを取り入れて、今どきの垢抜けた目元を作りましょう。
1.マスカラはロングタイプを一度塗り
2.アイラインは透け感のあるブラウンに
3.締め色アイシャドウは使わない、もしくは目尻側1/3のみに
涙袋にも明るさと輝きをプラス
涙袋に明るめのアイシャドウを乗せると、瞳に光が集まって目元がパッと明るい印象になります。ただし、白っぽいアイシャドウだと浮いてしまう恐れも。ライトベージュなど、あくまでも肌なじみの良いアイシャドウを選びましょう。華やかさを出したいときは、ラメ入りのアイシャドウを涙袋の中央に少量重ねると◎。より明るく、トレンドライクな目元に仕上がります。
丁寧なケア&メイクで老化に負けない目元に
今回は、大人の目元悩みにアプローチするケアやメイクをご紹介しました。マスクをする機会が多い昨今は、目元の印象がとても重要です。シワやたるみなどのエイジングサインが目立つと、顔全体まで老けて見られてしまうもの。丁寧なお手入れやトレンドメイクを取り入れて、自信の持てる目元にしていきたいですね。