大人の悩み「ほうれい線・クマ・たるみ・シミ」徹底カバーメイク術

年齢を重ねると、ほうれい線、クマ、たるみ、シミなどが気になってきますよね。「昔はファンデーションを塗るだけでベースメイクが完成したのに、今は肌の悩みが隠しきれない……」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな憂鬱を抱える大人の女性に向けて、お悩み別のベースメイク方法をご紹介します。

<お悩み①>ほうれい線をカバーするメイク方法

【ポイント】コンシーラーは「猫ひげ」を描くようにのせる

ほうれい線が目立つだけで、顔の見た目は5歳以上も老けて見えるといわれています。そんな厄介なほうれい線には、コンシーラーを使ったカバーメイクがおすすめです。


ただし、ほうれい線をなぞるようにコンシーラーをのせると、白浮きしたり、溝に溜まったりして、かえって目立ってしまう恐れも。自然に隠すためには、ほうれい線の上に「猫ひげ」を描くようにコンシーラーをのせることがポイントです。横線を入れることでほうれい線の縦線が目立ちにくくなりますよ。では、くわしいカバーメイク方法を見ていきましょう。

用意するもの

肌の色よりワントーン明るいコンシーラー

ほうれい線のカバーメイク手順

① 顔全体にファンデーションを塗る

② コンシーラーをブラシにとる

③ ほうれい線の上に「猫ひげ」のような横線を左右に3本ずつ入れる

※小鼻の横、口角より指1本分上、口角の上から、それぞれ斜め上に向かって短い線を入れましょう。

④ スポンジや指で下から上に向かってトントンとなじませる

※ほうれい線を消すイメージでなじませます。

⑤ 顔全体にフェイスパウダーをごく薄く重ねる

<お悩み②>クマをカバーするメイク方法

【ポイント】クマの色によってコンシーラーの色を変える

目の下のクマは、人それぞれ「色」が違うもの。まずは自分のクマの色をしっかりチェックして、その色を補正するコンシーラーを用意しましょう。

そして、クマが目立つくぼみにコンシーラーをのせて、目の下ギリギリはスポンジや指でごく薄くなじませる程度にします。目頭のすぐ下、涙袋、目尻の際などは皮膚が薄くシワができやすいので、コンシーラーの厚塗りは避けてくださいね。


用意するもの

青クマ→オレンジ系のコンシーラー

黒クマ→ピンク系のコンシーラー

茶クマ→イエロー系のコンシーラー

クマのカバーメイク手順

① 顔全体にファンデーションを塗る

② クマの色に適したコンシーラーをブラシにとる

③ 目の下の骨のくぼみに沿って、コンシーラーをのせる

④ スポンジや指で下から上に向かってトントンと丁寧になじませる

※一度で隠せない場合はコンシーラーを再度少量のせてなじませましょう。

⑤ フェイスパウダーをごく薄く重ねる

<お悩み③>たるみをカバーするメイク方法

【ポイント】ハイライトで自然なリフトアップを

たるみのカバーには、ハイライトを使うテクニックがおすすめです。光を集めるとたるみによる影が薄くなり、若々しい印象をつくることができます。


ポイントは、眉尻の下から、目尻、黒目の下を結んだCゾーンにハイライトをのせること。この部分が輝いていると目元が明るく見えるうえに、頬の位置が高く見えてリフトアップ効果が期待できます。


また、上唇の中央の上、下唇の両サイドの下にのせると口元を引き上げて見せる効果があります。下唇の下は、口角に向かって斜めのライン状に入れてみてくださいね。

用意するもの

クリームハイライト

たるみのカバーメイク手順

① 顔全体にファンデーションを塗る

② クリームハイライトをブラシに取り、以下のような箇所にのせる

・額の中央

・鼻筋

・Cゾーン(眉尻の下→目尻→黒目の下を結んだライン)

・眉山の上から眉尻の上

・上唇の中央の上

・下唇の両サイドの下

・あごの中央

③ スポンジやブラシで丁寧になじませる

<お悩み④>シミをカバーするメイク方法

【ポイント】コンシーラーの境い目を丁寧にぼかす

シミのカバーにもコンシーラーが効果的です。自然に仕上げるコツは、シミよりやや広めにコンシーラーをのせ、その周りを綿棒やブラシでぼかすようになじませること。境い目をしっかりぼかすと、シミを隠しながらも”コンシーラーを塗った感”を抑えられます。


また、シミが濃い場合は、コンシーラーとパウダーをもう一度重ねるミルフィーユ塗りがおすすめです。重ねることでカバー力や密着度が高まり、メイクも落ちにくくなります。

用意するもの

肌の色よりやや暗いコンシーラー

※茶色いシミにはベージュオークル系、肝斑にはオレンジ系が効果的です。

シミのカバーメイク手順

① 顔全体にファンデーションを塗る

② コンシーラーをブラシに取る

③ シミ部分よりやや広めにコンシーラーをのせる

④ 境い目を綿棒や小さいブラシで丁寧にぼかす

※外側に向かって放射状にぼかしましょう。

⑤ フェイスパウダーを薄く重ねる

⑥ シミが透けて見える場合は、もう一度コンシーラーとパウダーを重ねる

上級カバーメイクでもっと自信の持てる顔立ちに

今回は、雑誌やSNSなどでよく見かける美容用語をご紹介しました。意味が分かると「こんな方法があったんだ」「自分も挑戦してみたい」という気持ちになりますよね。気になる美容用語があった方は、普段のスキンケアやメイク、エイジングケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。