リップ選びが楽しくなる! 似合う色の選び方&魅力を高める塗り方
唇の色や質感が変わると顔全体の印象まで変化するため、リップ(口紅)の選び方はとても重要ですよね。でも、似合うリップは人それぞれ異なり、「どれを選べば良いか分からない!」と迷っている方も多いはず。そこで今回は、リップカラーの選び方を、魅力を引き出す使い方や塗り方などとあわせてご紹介します。
自分に似合うリップカラーを選ぶ方法
パーソナルカラーで選ぶ
リップを選ぶときは、パーソナルカラーをヒントにすると似合う色を見つけやすくなります。今回は4つのタイプの特徴と、それぞれに似合うリップカラーをご紹介します。 パーソナルカラーをより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてくださいね。
【イエベ春】
・特徴
肌の色がクリームベージュ、瞳の色が透明感のある茶色。黒髪より明るめの茶髪が似合い、可愛らしい印象があります。
・似合うリップカラー
コーラルピンク、ピーチピンク、アプリコット、マンダリンオレンジなど、血色感があり、発色の良いビタミンカラーが◎。ツヤ感のあるリップを使うと、より若々しく華やかな印象に! 顔色もパッと明るくなりますよ。
【ブルベ夏】
・特徴
肌の色がピンクベージュ、瞳の色が黒やダークブラウン。アッシュ系の髪色が似合い、上品な印象があります。
・似合うリップカラー
ローズピンク、パステルピンク、モーヴピンク、ラズベリーなど、青みがかった爽やかなパステルカラーやベリー系の色がおすすめ。透け感のあるシアーリップを使うと、ブルベ夏さんが持つ透明感をより引き立てられます。
【イエベ秋】
・特徴
肌の色がマットベージュ、瞳の色がダークブラウン。黒髪より落ち着いたトーンの茶髪が似合い、大人っぽい印象があります。
・似合うリップカラー
コーラルピンク、ヌーディベージュ、オレンジブラウン、テラコッタなど、秋の紅葉のようなこっくりと温かみのある色が似合うでしょう。華やかさを演出したいときはゴールドのパールやラメを含んだグロスを重ねても素敵ですよ。
【ブルベ冬】
・特徴
肌の色は赤みが控えめ、瞳の色は黒。黒髪が似合い、都会的でクールな印象があります。
・似合うリップカラー
チェリーピンク、フューシャピンク、ワインレッド、イノセントレッドなど、はっきりとした色味のビビットカラーがおすすめ。洗練された口元にしたいときはマットリップに挑戦してみても。ブルベ冬さんのクールな印象が引き立ちます。
誰でも取り入れやすい万能カラーは?
「自分のパーソナルカラーが分からない」「どんなシーンでも使えるリップが欲しい」という方には、ピンクベージュのリップがおすすめです。標準的な唇の色に近く、肌なじみがいいため、どんなシーンでも使いやすいですよ。ただし、同じピンクベージュという名前でも、商品によって発色が全く異なることも。標準的な色とはいえ、サンプルなどをしっかり確認してくださいね。
TPOに合わせたリップの選び方
自分に似合うリップカラーであっても、使うシーンを間違えると違和感のある口元になってしまうもの。たとえばオフィスでパーティーシーンに使うような派手めのリップを使うと、職種によっては浮いてしまいますよね。そんな失敗を避けたい方に向けて、それぞれのシーンに適したリップの選び方をご紹介します。
オフィス
オフィスではピンクベージュ、コーラルピンク、ピンクブラウンなど、ナチュラルで清潔感のある落ち着いた色のリップがおすすめです。ツヤ感は控えめ、自分の唇の色に近いリップカラーを選ぶと失敗が少ないでしょう。
デート
デートでは、チェリーピンク、ローズピンク、アプリコットなど、可愛らしさを演出できるカラーがいいでしょう。自分の唇の色よりワントーン明るめを選ぶと、顔色も明るくなって印象が良くなります。ふっくらとした唇にするために、ツヤ感のあるリップを選ぶのも効果的です。
パーティー
結婚式などのパーディシーンでは、レッド、ローズ、ボルドーなど、ゴージャスさと上品さを兼ね備えたリップカラーがおすすめです。普段使うリップより濃いめのカラーに挑戦してみましょう。ブラシで輪郭を描くと崩れにくく、品のある印象も保てます。
同じリップでも塗り方で印象が変わる!
同じリップでも、塗り方次第で印象が変わるってご存じでしたか? 「自分に似合う色なのに、何だか思った仕上がりにならない」というときは、以下のようなテクニックを取り入れてみましょう。
指でポンポン塗りなら薄付き&カジュアルに
「新しく買ったリップの色が濃くて、普段使いしにくい」といった場合は、指でのポンポン塗りがおすすめです。直塗りより薄く色づくので、ふんわり優しい唇に仕上がります。また、唇の輪郭が程よくぼやけるため、カジュアルな雰囲気にもなりますよ。
【ポンポン塗りのやり方】
①指にリップをとる
②唇にポンポンとスタンプを押すように塗る
③上下の唇を「ん→ぱっ」と合わせてなじませる
ブラシ塗りだと上品な印象に
きちんと感を出したいときは、パーティーシーンでの使い方でもご紹介したように、リップブラシで塗ると◎。口角をキュッと引き上げて輪郭を描けば、若々しい印象にもなります。パーティーだけでなく、オフィスにももちろんおすすめです。
【ブラシ塗りのやり方】
①ブラシにリップをとる
②口角を上げることを意識しながら唇全体の輪郭をなぞる
③輪郭の内側を塗りつぶす
オーバーリップでコンプレックスを解消
口元や唇の形にコンプレックスがあるなら、オーバーリップ(唇の輪郭を拡張するメイクテクニック)で調整してみましょう。「唇が薄いのが悩み」なら、唇全体にオーバーリップメイクをすると効果的です。 「人中が長い&口元のたるみが気になる」という場合は、上唇のみをオーバーに描くと唇が引き上がって見えるため、人中短縮&リフトアップにつながります。悩みに合わせて取り入れてみてくださいね。
【唇全体をふっくらと見せるオーバーリップメイク】
①ブラシにリップをとる
②自分の唇よりほんの少し外側に輪郭を描く
③輪郭の内側を塗りつぶす
【人中を短縮して見せるオーバーリップメイク】
①ブラシにリップをとる
②上唇のみ、ほんの少し外側に輪郭を描く
③下唇は自分の唇に沿って、もしくはやや内側に輪郭を描く
※下唇を薄めにすることで口全体が引き上がり、顔下半分のたるみをカモフラージュできます。この場合は、あらかじめコンシーラーで元々の唇の輪郭を消しておきましょう。
自分に似合うリップで垢抜けフェイスに
顔の印象はアイメイクで決まると思いがちですが、実はリップメイクも大きな影響を与えます。なぜなら唇は顔の中でも大きなパーツで、はっきりとした色の口紅をのせるため。また、話すときには口元に目線がいきがちですから、リップメイクはとても重要なのです。「素敵な口元にしたい」「垢抜けメイクがしたい」というときも、ぜひリップの選び方や塗り方を見直してみてくださいね。