いつまでも美しい手元を叶える「ハンドケア&セルフネイル術」

皆さんは自分の手を見て、どんな印象を持ちますか? 改めて見てみると、「乾燥してカサついている」「シワが目立ってきたかも」など、見た目に関する変化に気づくのではないでしょうか。そもそも手は日常生活でダメージを受けやすく、年齢も現れやすいパーツだといわれています。今回はハンドケアの重要性を、具体的なケア方法、そしてさらに手をキレイに見せるセルフネイル術とあわせて探ってみましょう。

 


目次


 


手は年齢を隠せない……だからこそケアが必要!

 

ハンドケア

 

手肌は乾燥して傷つきやすい

手は、私たちが生活するうえでさまざまなダメージを受けています。紫外線、水仕事、摩擦などに加え、最近では1日に何回もくり返される手洗いやアルコール消毒も、手肌を乾燥させて傷つける原因になっています。そしてそのダメージはカサつき、ゴワつき、シワ、シミなどとなって肌に現れます。顔ならメイクをして隠せますが、手はそれができません。よって手は、顔よりも年齢が隠しにくいパーツといわれるのです。

 

手は人目につくからこそケアが必要
さらに厄介なのは、手は顔と同じように人目につきやすいということ。衣類に覆われていないため、会話や食事をしているときなど、あらゆるシーンで意外と見られています。いくら顔をメイクで美しく整えていても、手が老けていると残念な印象になりかねません。傷つきやすく人目につきやすいからこそ、手元の美しさを保つハンドケアを見直すことが大切です。

 


日常的に取り入れたいハンドケア方法は?

 

 ではここからは具体的なハンドケア方法を見ていきましょう。いずれも習慣にすることで日々のダメージから手肌を守ることができますよ。

化粧水+ハンドクリームを習慣に

ハンドケアの基本アイテムといえば、ハンドクリームですよね。うるおいのベールをつくり手肌の乾燥を防ぐことで、カサつき、ゴワつき、シワなどを予防できます。 ただし、ハンドクリームには水分があまり含まれていないため、水分量が減って乾燥した手肌にそのまま塗るのはおすすめできません。カサついている場合は事前に化粧水をつけ、水分を補ったあとにハンドクリームを塗りましょう。水分をプラスするとハンドクリームの伸びが良くなるので、摩擦ダメージを減らすことにもつながります。 また、手洗い後や水仕事後など、その都度こまめに塗ることもポイントです。顔と同じように、手も「乾燥する前の保湿」を心がけましょう。

■化粧水+ハンドクリームの塗り方

① 手のひらに化粧水を10円玉大程度とり、両手の甲になじませる
② ハンドクリームを適量手にとり、手のひらに伸ばして体温で温める
③ 手の甲、指、爪先までやさしく丁寧に伸ばしてなじませる

 

ハンドマッサージで血行促進

ハンドクリームを塗るときには、同時に手のマッサージをすると効果的です。血行が促進され、肌や爪にも栄養が行き届きやすくなります。手の滑りを良くするために、ハンドクリームを多めに使いましょう。

■ハンドマッサージ方法

① ハンドクリームを多めに手にとり、手のひらで温める
② 手の甲から指先全体にクリームを塗り広げる
③ 親指と人差し指の付け根を反対側の指ではさんで揉みほぐす
④ 両手をギュッとにぎって指の間を刺激する
⑤ 指1本1本を反対側の手で掴んで圧をかける
⑥ 爪の両サイドを指でつまんで揉みほぐす
⑦ 最後に手の甲を手首に向かってなでほぐす

 

日焼け止めも忘れずに
顔の肌と同じように、手も紫外線を浴びるとシミやシワができやすくなってしまいます。紫外線は1年中降り注いでいますから、たとえ冬でも日差しを浴びるシーンでは日焼け止めを塗るようにしましょう。
手肌は乾燥しやすいため、できるだけ保湿効果の高い日焼け止めを塗るか、ハンドクリームと日焼け止めの重ね塗りがおすすめです。日焼け止めを塗るのが面倒な場合は、紫外線カット効果のある手袋をしてももちろん大丈夫ですよ。

 


手の印象に関わる「爪の悩み」解消ケア

 

次は手の印象に大きく関わる爪のケア方法を見ていきましょう。爪の乾燥や縦線など、女性に多い悩み別のケア方法をご紹介します。

 

爪の乾燥

爪が乾燥すると、ちょっとした刺激で割れやすくなってしまいます。手洗い後やお風呂上がりは特に乾燥しやすいので、ネイルオイルで保湿をしてうるおいを逃さないようにしましょう。ハンドクリームによる保湿でもOKですが、ネイルオイルのほうが浸透しやすいので爪の乾燥が気になる場合は用意しておくと安心です。

■ネイルオイルの使い方

① 適量のネイルオイルを爪の生え際につける
② 爪の先に向かって軽く揉みながらなじませる
※爪周りの皮膚にもなじませると効果的です。指先の乾燥やさかむけの予防にもつながります。

 

爪の縦線

爪に現れる縦線は、縦筋や縦じわともいわれています。見た目が悪いうえにネイルカラーも塗りにくくなるため、困ってしまいますよね。そんな爪の縦線の原因は、加齢、乾燥、血行不良、栄養不足など。まずは保湿やマッサージをおこない、爪にうるおいや栄養を届けることが大切です。 さらに体の内側からのケアも欠かせません。爪の健康に必要な亜鉛やたんぱく質を、普段の食事からしっかり補給しましょう。

・亜鉛を多く含む食品…豚レバー、牛肉、卵、チーズ、納豆、牡蠣、するめなど
・たんぱく質を多く含む食品…肉、魚介、卵、乳製品、大豆製品など

 

二枚爪
爪の先端が薄く剥がれてしまう二枚爪も、乾燥、血行不良、栄養不足などが原因になります。さらに気をつけたいのが、爪切りによるダメージです。爪切りでパチンと切ると意外と大きな衝撃が加わり、割れやすくなってしまうのです。
割れやすい場合は保湿をおこなうとともに爪切りの使用を避け、できるだけ爪やすり(ネイルファイル)で形を整えるようにしましょう。爪やすりはドラッグストアや100円ショップなどでも購入できます。使用する際はやすりを一方向のみに動かしながら、ゆっくり丁寧に削ってくださいね。

 


手をキレイに見せるセルフネイルカラー

 

 

爪にネイルカラーを塗ると、手元の印象が大きく変わります。ハンドケアとともに自宅でも簡単にできるセルフネイルを取り入れてみましょう。まずは手を美しく見せてくれるおすすめのネイルカラーをご紹介します。

 

好印象に見せたいなら「ヌーディーカラー」が◎

セルフネイル初心者さんや、老若男女に愛されるネイルに仕上げたい方には、「ヌーディーカラー」がおすすめです。ヌーディーカラーは素肌に近い色味で、ベージュ、ピンクベージュ、コーラルピンク、グレージュなどが挙げられます。肌なじみの良い色で主張が控えめなため、ビジネスシーンにもぴったり。指を長く見せる効果もあるので、スラリと美しい印象の手元になりますよ。

 

注目のトレンドネイルにも挑戦してみよう
近年人気のトレンドネイルは、「逆フレンチネイル」です。通常のフレンチネイルは爪の先端にカラーを入れますが、逆フレンチネイルは爪の生え際にカラーを添えた遊び心のあるデザインになっています。たとえばゴールドをライン上に入れると、今どきのおしゃれな手元になりますよ。

他にもグリーンやブルーなど鮮やかな色のワンカラーネイルや、好きなアルファベットを入れた文字入りネイルアートも注目されています。ファッションにあわせて、さまざまなネイルを楽しんでみてくださいね。

 


セルフネイルを長持ちさせるコツ

 

 

せっかくのセルフネイル、すぐに剥げるとがっかりしてしまいますよね。そんながっかりを防ぐコツもマスターしておきましょう。

事前に汚れや油分を拭き取る

爪の表面に汚れや油分が付着していると、ネイルの密着度が下がり剥げやすくなってしまいます。まずはアルコール入りの化粧水を含ませたコットンで拭き、汚れと油分を取り除いておきましょう。アルコール入りの化粧水がない場合は、油分の入っていない除光液や、アルコールウェットティッシュを使ってもOKですよ。

 

ベースコートとトップコートを使う

ベースコートとは、ネイルカラーの前に塗って定着力や発色を高める下地のこと。そしてトップコートは、ネイルカラーの後に塗って持ちを良くするアイテムのことです。セルフネイルを美しく長持ちさせるためには、この両方が欠かせません。できるだけ省かず、ベースコート→ネイルカラー→トップコートの順に使用しましょう。

 

ネイルカラーは爪先を二度塗りする

ネイルがもっとも剥げやすい部分は爪の先端ですから、その部分だけネイルカラーを重ね塗りしておくと持ちを良くすることができます。爪先の持ちの悪さが気になる場合は、ぜひ以下の手順で取り入れてみてくださいね。

■持ちを良くするネイルカラーの塗り方

① 爪全体にベースコートを塗る
② が乾いたら、少量のネイルカラーを爪の先端だけに塗る
③ が乾いたら、爪全体にネイルカラー塗る
④ が乾いたら、爪全体にトップコートを塗る


 


ハンドケアとセルフネイルで「見せたい手元」に

 

顔をスキンケアやメイクで整えると印象ががらりと変わりますよね。それと同じように、手もハンドケアやセルフネイルで整えれば、人に見せたい手元に変身します。また、手は自分の体の中でもっとも目視するパーツですから、自信やモチベーションのアップにも効果的です。ぜひ楽しみながら、日々のハンドケアやネイルを習慣にしてみてくださいね。