秋の肌悩みを解決しよう! 今すぐ始めたいレスキューケア2023年版
秋は過ごしやすい気候に恵まれ、旅行やスポーツなども思う存分に楽しめる季節ですよね。しかし、そんな秋でも悩まされがちなのが肌荒れ。「秋になると、なぜか肌の調子が悪くなる」と感じている方も多いのではないでしょうか。秋にはどのような肌トラブルが起きがちなのか、適切なケアやカバーメイク方法とあわせて見ていきましょう。
秋に多い肌トラブルとその原因は?
乾燥
秋に多く見られるのが、乾燥による肌トラブルです。夏の暑さが落ち着くと気温とともに湿度も低下し、肌の水分が空気中に蒸発しやすくなります。カサつきやゴワつきが生じ、「メイクのノリが悪くなる」と悩む方も多いでしょう。
また、肌の水分量が低下するとバリア機能が低下し、敏感肌に傾くことも。秋になると肌が荒れやすくなるのは、乾燥が大きく関係しているのです。
くすみ
肌のくすみも、秋に多い症状です。透明感や肌ツヤが低下し、顔色がどんよりと暗く見えてしまいます。
くすみの原因には夏に浴びた紫外線や、冷えによる血行不良が考えられます。紫外線を浴びていると茶褐色のメラニンが増加。さらに冷房や気温の低下で体が冷えるとメラニンの排出が停滞し、くすみやすくなるのです。
ハリの低下
「秋になってから肌のハリが低下した」と感じているなら、紫外線ダメージによってたるみが発生・悪化している可能性があります。紫外線を浴び続けていると肌内部のコラーゲンやエラスチンなどが破壊され、肌の弾力性が低下してしまうのです。紫外線量が増加する春や夏に十分な対策をしていなかった方ほど、秋のたるみに悩む傾向があります。
湿疹・かゆみ
湿疹、かゆみ、赤みなど、炎症をともなう肌荒れに悩まされている場合は、花粉によるアレルギー症状の疑いがあります。花粉というと春に多いイメージですが、実は秋も多く飛散していて、肌トラブルの原因になることがあるのです。
秋に多く飛ぶのはブタクサ、ヨモギ、カナムグラなど。改善のためには花粉対策や皮膚科での治療が必要です。
秋の肌悩み解消に! レスキューケア方法
洗顔料や基礎化粧品を高保湿タイプに
夏は皮脂や汗で肌がベタつくため、さっぱりとした使い心地の洗顔料や基礎化粧品を使いがちです。しかし、秋になると気温や湿度の低下とともに皮脂の分泌量が減り、肌が乾燥しやすくなります。洗顔料や基礎化粧品も、しっとりした使い心地の高保湿タイプに変えていきましょう。クレンジング料も、肌に適度なうるおいを残すバームタイプ、クリームタイプなどがおすすめです。
洗顔中も保湿中も肌をこすらず丁寧に
いくら保湿効果が高いスキンケアアイテムを使っていても、使用中に肌をこすっているとトラブルが続いてしまいます。肌をこすると表面の角質層が傷つき、バリア機能が低下してしまうのです。 バリア機能が不完全だとホコリや細菌などの刺激に弱くなり、かゆみやニキビなども発生しやすくなります。肌にはできるだけやさしく丁寧に触れるようにしましょう。
加湿器を使う
気温が下がって暖房を使い始めると、室内の湿度は著しく低下します。肌はもちろん、喉の乾燥を防ぐためにも、加湿器を使って湿度を50~60%にキープしましょう。
加湿器がない場合は、室内に洗濯物や濡れたタオルを干すだけでも加湿効果が期待できます。ただし、湿度が60%を超えるとカビやダニが繁殖しやすくなるので、加湿のしすぎには注意してくださいね。
紫外線対策を続ける
肌のくすみやたるみを引き起こす紫外線は、秋になっても降り注いでいます。夏以外の季節も、日焼け止めやUVカット効果のあるメイクアイテムなどを用いて紫外線対策を続けましょう。
抗酸化成分を取り入れる
肌のくすみやたるみは、紫外線を浴びたときに過剰につくられた活性酸素によって発生します。そんな活性酸素によるダメージを軽減してくれるのが、抗酸化成分です。以下のような食べ物を取り入れたり、配合されたサプリメントを活用したりして、くすみ・たるみ対策につなげましょう。
【ビタミンC】メラニン色素の生成を抑制する・コラーゲンの合成を助ける
多く含まれている食べ物…赤ピーマン、ブロッコリー、キャベツ、キウイ、いちご、柿など
【ビタミンE】脂質の酸化を防ぐ・メラニンの排出を助ける
多く含まれている食べ物…うなぎ、卵、アーモンド、かぼちゃ、アボカド、オリーブオイルなど
【リコピン】ビタミンEの約100倍もの抗酸化力を持つ
多く含まれている食べ物…トマト、スイカ、柿など
【アスタキサンチン】ビタミンEの約550倍もの抗酸化力を持つ
多く含まれている食べ物…鮭、エビ、カニなど
運動や入浴で血行を促進する
体が冷えて血行が悪くなると老廃物やメラニンが蓄積し、肌荒れやくすみにつながってしまいます。ウォーキングなどの運動や、ぬるめのお湯にゆっくり浸かる入浴などで体を温め、血行を促してあげましょう。温かい食事や飲み物、体のリンパマッサージやストレッチなども効果的ですよ。
秋の肌悩みをカバーするベースメイク術
くすみはトーンアップ効果のある下地でカバー
顔のくすみが気になるときは、トーンアップ効果のある化粧下地をベースメイクに取り入れましょう。おすすめのカラーはピンク、ラベンダー、ブルーなど。ほんのり赤みや青みをプラスすることで茶くすみをカバーし、透明感を引き出せます。ファンデーションを塗る前に使ってみてくださいね。
乾燥対策には高保湿タイプのファンデを
日中の乾燥対策には、高保湿タイプのファンデーションが効果的です。肌の表面を保湿効果の高いファンデーションで覆うことで水分の蒸発を防ぐとともに、外部刺激から肌を保護できます。たとえばワセリン配合のクリームファンデや、スクワラン配合のリキッドファンデなどを選んでみてはいかがでしょうか。
適切なケアでうるおいと透明感を取り戻そう
今回は、秋に多い肌悩みの種類・原因を、対策ケアやメイク術とあわせてご紹介しました。秋の肌トラブルには、空気の乾燥や夏の間に蓄積した紫外線ダメージなどが関係しています。原因に合わせたケアを取り入れて、少しずつうるおいと透明感に満ちた肌を取り戻していきたいですね。