もう目立たせない! 気になる「小じわ」の対策ケア&メイク術

目元、口元、おでこ、眉間など、顔のあらゆるところにできてしまう小じわ。「もう増やしたくないけれど、どうすればいいか分からない」という方も多いかもしれませんね。また、「メイクで隠そうとすればするほど、小じわが目立ってしまう」なんてことも多いもの。今回は見た目年齢を引き上げてしまう小じわの対策方法について、発生原因やカバーメイク術とあわせて見ていきましょう。

目元、口元、おでこなどに「小じわ」ができる原因とは?

乾燥

肌が乾燥して水分量が低下すると、表面の角質層が萎縮し、細かなしわができてしまいます。乾燥による小じわは目元や口元など、皮膚が薄く皮脂が少ない部分にできる傾向があります。

紫外線

紫外線は、肌の老化を招く大きな要因になります。肌に炎症が起きたり、肌内部のコラーゲンやエラスチンが破壊されたりすることで、しわができやすくなってしまうのです。

血行不良

冷えや運動不足などによって血行が悪くなると、肌の新陳代謝に欠かせない酸素や栄養が十分に行き渡りません。血行不良が続けば続くほど、しわやシミなどの老化現象を早めてしまいます。

ストレス

ストレスも小じわの原因になる恐れがあります。体内の活性酸素が増える影響で細胞がダメージを受け、肌の老化が進んでしまうのです。

表情

目尻や眉間などのしわには、表情が関係している可能性もあります。笑いじわや怒ったときのしわが定着し、元に戻らなくなってしまうのです。紫外線や加齢などによって肌の弾力が低下していると、より表情じわが定着しやすくなります。

小じわ対策スキンケア&インナーケア方法

洗顔やクレンジング方法を見直す

汚れやメイクを落として美しい肌を保つためには、洗顔とクレンジングが欠かせませんよね。しかし、肌をゴシゴシとこすって洗っていたり、洗浄力が強すぎるアイテムを使っていたりすると、肌が乾燥してしまいます。洗顔でもクレンジングでも肌をこすらず、やさしくなでるように汚れだけを落としましょう。 「洗顔後にしっかり保湿しても肌が乾燥する」という場合は、使っている洗顔料やクレンジング料が肌に合っていない可能性がありますから、洗浄力の穏やかなものに変えてみることをおすすめします。

十分な保湿ケアで乾燥を防ぐ

肌に水分がたっぷり蓄えられていると角質層がふっくらと膨らみ、小じわが目立たなくなります。洗顔後には化粧水で水分を補い、その後は乳液やクリームなどの油分を重ねて水分の蒸発を防ぎましょう。

しわを改善する成分配合のアイテムを使う

「ナイアシンアミド」「純粋レチノール」「ニールワン」は、しわを改善する有効成分として厚生労働省に認められています。これらが配合された美容液、アイクリームなどを使うのも小じわ対策に効果的です。

紫外線対策を念入りに

小じわを増やさないためには、紫外線ダメージを減らすことも大切です。日焼け止めはできるだけ毎日塗り、肌の老化を食い止めましょう。顔の場合、UVカット効果のある化粧下地をメイクに取り入れると簡単に対策できますよ。さらに屋外ではUVカット効果のある日傘、帽子、サングラス、衣類などを併用し、紫外線を物理的にシャットアウトしましょう。

ビタミンA・C・Eを補給する

ビタミンA・C・Eには活性酸素を抑制する抗酸化作用があるため、肌の老化防止にも役立ちます。まとめて一緒に摂ると相乗効果で抗酸化力が高まるので、以下のような食べ物を組み合わせてみてくださいね。サプリメントを活用するのもおすすめです。


【ビタミンAが多い食べ物】

レバー、卵黄、うなぎ、にんじん、モロヘイヤ、ほうれん草、かぼちゃなど


【ビタミンCが多い食べ物】

赤ピーマン、黄ピーマン、ブロッコリー、キャベツ、キウイ、イチゴ、柑橘類など


【ビタミンEが多い食べ物】

アーモンド、落花生、アボカド、卵黄、うなぎ、かぼちゃなど

睡眠の質を高める

睡眠中には、肌の代謝や回復を促す成長ホルモンが多く分泌されます。眠ってから3時間のうちに活発に分泌されるので、この間に深く眠ることが重要です。スマホやパソコンを見ると画面から発せられるブルーライトの影響で目が覚めてしまいますから、就寝する1~2時間前はできるだけ見ないようにしましょう。

ブルーライト対策をする

ブルーライトは眠りを浅くするだけでなく、眼精疲労を引き起こすことで目元の血行を悪くさせたり、肌の酸化を引き起こしたりと、老化を招く一因にもなると考えられています。少しでもリスクを減らしたい場合は、ブルーライトカット効果のあるメガネやスマホ用アプリなどを活用してみましょう。

小じわを目立ちにくくするメイク方法

メイク前にしっかり保湿をする

小じわを目立たなくするためには、メイク前にしっかり保湿しておくことが大切です。フェイスマスクや、目元・口元などに使える部分用パックを取り入れても効果的です。 ただし、肌の表面に水分やベタつきが残ったままの状態でベースメイクを始めるのはNG。メイクのなじみが悪くなり、毛穴落ちや崩れ、ヨレなどの原因になってしまいます。保湿後は5分ほど待ち、化粧品が十分に浸透したのを確認したうえでメイクを始めてくださいね。

ファンデーションは薄塗りに

小じわが気になると、ついファンデーションを厚く塗って隠したくなりますよね。しかし、厚塗りにすればするほど小じわの間にファンデーションが入り込み、悪目立ちしてしまいます。小じわをカバーしたい部分ほど、薄塗りにしましょう。

フェイスパウダーはブラシでふんわりと

ベースメイクの仕上げに使用するフェイスパウダーも、厚塗りは禁物です。フェイスパウダーには油分を吸着する作用があるため、たくさんつけると肌が乾燥し、しわが目立ってしまいます。皮脂崩れを予防したい部分はパフで叩き込むようにつけてもOKですが、小じわが気になる目元や口元はブラシでふんわりとのせる程度がおすすめです。

早めの小じわ対策で自信の持てる肌に

小じわは加齢とともに増えていきますから、早いうちから対策を始めたいもの。肌が喜ぶスキンケアやインナーケア、そしてしわを目立たなくするメイクを上手に取り入れて、美しさと若々しさの両方をキープしていきたいですね。