【保存版】肌に変化があったらケアも変えよう! 肌質別スキンケア方法
肌質にはさまざまな種類があり、一般的には普通肌、乾燥肌、混合肌、脂性肌、敏感肌に分けられます。普通肌は比較的トラブルが少なく、基本的なスキンケアで問題ありません。しかし、他の肌質はトラブルが起きがちなのでケア方法を工夫する必要があります。それぞれどのようなケアが効果的なのか、乾燥肌、混合肌、脂性肌、敏感肌の順に見ていきましょう。
目次
乾燥肌は、水分を保つ機能と皮脂の分泌量がどちらも低いため、水分量と皮脂量の両方が少ない状態です。保湿を怠るとカサつくだけでなく、敏感肌に傾きやすくなるので毎日のケアを欠かさず丁寧におこないましょう。
熱いお湯で顔を洗うと、ただでさえ少ない皮脂がさらに奪われてしまいます。皮脂には水分の蒸発を防ぐ働きがありますから、32℃程度と冷水に近い温度のぬるま湯でやさしく洗いましょう。 洗顔料を肌にのせるときは、Tゾーン→Uゾーンの順に。Tゾーンに泡をのせたら、指先でくるくると泡のみを動かします。Uゾーンは乾燥しやすいので、洗顔料の泡をのせたらすぐにすすぎ流すぐらいで十分ですよ。
クレンジング料は、W洗顔不要のバームタイプがおすすめです。洗顔を省くことで肌のうるおいを適度に残せます。すすぎ流すときは水分を含ませてしっかり乳化することがポイントです。
乾燥肌は水分が不足していますから、化粧水はやや多めにつけると◎。乾燥する部分を中心に2~3回重ねづけするといいでしょう。
クリームは油分を補うために使用します。まず商品に記載されている規定量を使い、それでも乾燥する部分には重ねづけしましょう。最後にハンドプレスをして、肌にしっかりなじませてくださいね。
混合肌は、Tソーンは皮脂が多く水分が少ない状態、Uゾーンはその両方が少ない状態です。もともと乾燥肌で、肌のうるおいを守るために多くの皮脂が分泌されているインナードライである可能性もあります。テカリやベタつきが気になると皮脂を落とすケアを優先しがちですが、うるおいを補うケアを重点的におこないましょう。
基本的には乾燥肌と同じ洗い方でOKです。Tゾーンの過剰な皮脂はニキビなどのトラブルを招く恐れがあるので、洗顔料を使って丁寧に洗い流しましょう。
混合肌の場合、ベースメイクアイテムもTゾーンとUゾーンで使い分ける方が多いのではないでしょうか。たとえばTゾーンに皮脂を抑える崩れにくいベースメイクアイテムを使っているなら、部分的に洗浄力の高いオイルタイプを使うのも1つの方法です。
混合肌は、顔全体の水分量が低下しています。乾燥肌と同じように2~3回重ねることをおすすめします。
ただし、皮脂の多いTゾーンにしっとりタイプの化粧水を何度もつけると、毛穴が詰まってしまう恐れも。その場合は重ねづけを控えるか、Tゾーンのみさっぱりタイプの化粧水を使ってみてはいかがでしょうか。
クリームは油分を含んでいますから、皮脂の多いTゾーンに塗るのはおすすめできません。Uゾーンのみにクリームを塗り、Tゾーンにはジェルのような油分の少ない保湿剤を使いましょう。
脂性肌は、皮脂量と水分量の両方が多い肌質です。大人は混合肌(インナードライ)がほとんどで、生粋の脂性肌さんはあまりいないといわれています。
一見ツヤがあって健康的な肌ですが、過剰な皮脂を放っておくとニキビや黒ずみなどのトラブルを招くので、きちんとケアしましょう。
過剰な皮脂は、洗顔料の泡で吸着して洗い流します。肌をこすっても皮脂は落ちないので、泡をのせて肌の上でくるくる転がすことを意識してくださいね。
皮脂崩れ予防のために落ちにくいベースメイクアイテムを使っているなら、洗浄力の高いオイルタイプをおすすめします。クレンジング後は洗顔をおこない、肌にオイルのベタつきが残らないようにしましょう。
脂性肌には水分を蓄える力があるので、化粧水は商品に記載されている規定量で十分です。ただし、クレンジング後は乾燥しやすいので、重ねづけしてもいいでしょう。
クリームは、ごく少量を薄く伸ばします。もしベタつきや毛穴の詰まりが気になるなら、油分の少ないジェルに変えてみましょう。
敏感肌は、水分と油分の両方が少ないうえに、皮膚表面が荒れてバリア機能が低下しています。ご紹介した肌質の中でもっともトラブルが起きがちですから、より慎重かつ丁寧なケアを心がけましょう。
基本的には乾燥肌と同じ洗顔方法でOKですが、肌がとくに敏感になっているときは、洗顔料すらしみることがあります。その場合は、ぬるま湯でやさしくすすぐ程度にしましょう。
敏感肌さんのクレンジングには、W洗顔不要タイプがおすすめです。洗顔を省くことで、肌のうるおいを残すとともに刺激を避けられます。しっとりとした洗い上がりを求めるならバームタイプがいいでしょう。
敏感肌は水分が不足しているので、化粧水をやや多めに使用します。ただし、化粧水をつける際には少なからず刺激が伝わります。手のひらや、できるだけ毛羽立ちの少ないコットンでやさしく与えましょう。
化粧水がしみるほど敏感になっているときは無理に使わず、ワセリンやクリームのみでケアしてくださいね。
クリームはハンドプレスで顔全体にやや多めに使用します。手のひらにクリームを広げて体温で柔らかくしてから、顔にスタンプを押すようにのせていくと◎。摩擦による刺激を減らせるため、敏感肌ケアに効果的です。
パックは肌に長時間のせたままにするため、敏感肌には刺激になる恐れがあります。基本的にパックの使用は控えたほうがいいでしょう。「肌が安定しているから使ってみたい」と思ったときは、短時間から試すことをおすすめします。
肌質はずっと同じではなく、体調や環境、季節の移り変わりなどによって変化する可能性があります。「睡眠不足だから少し敏感肌かも」「冬になったらとつぜん乾燥肌になった」といった変化を感じたら、いつものスキンケア方法を見直してみてはいかがでしょうか。