肌の老化の原因80%は紫外線!!

紫外線の量と気温は無関係

そろそろ、太陽の日差しが強くなってきたから、日焼け止めでも塗ろうかなぁ。なんて思われる方が多いと思います。紫外線は日光の中に約6パーセント含まれていますが、日本では太陽が真上にくる6月下旬、つまり夏至の頃がいちばん強くなります。でも、ちょうど梅雨にあたり、雨天の日が多いため、その前後の5月や8月がピークとなります。

忘れてはダメ。紫外線の量と気温は無関係です。まだ、肌寒い3月頃から、紫外線は急激に増えてきます。4月の晴天の日ともなれば、紫外線の強さは真夏並み。曇天でも、晴れた日の約60パーセント。雨天でも、約30パーセントの量の紫外線が降りそそいでいます。

紫外線はなぜ怖いの?

紫外線が美肌の大敵であることは誰もが知っていることですが、なぜ、そうなのか紫外線のことをもっと知っておく必要があります。困ったことに環境破壊の影響で、ごくわずかずつですが、紫外線量は年々増えている傾向にあります。

➀かすり傷程度の日焼けも、大けがのもとに。

日に焼けて小麦色の肌になるということは、表皮の基底層にあるメラノサイトのはたらきです。皮膚組織に浸透しないようにメラニン色素が増えて防御します。しかし、加齢によって皮膚組織の機能が低下し、秋から冬にかけて肌色の戻りがおそくなります。表皮の新陳代謝のサイクルにひずみが生じる。シミ・ソバカスの原因になります。

②肌を乾燥させる。

皮脂膜や細胞間脂質などのはたらきを弱め、結果的に肌の保湿能力を低下させる。水分を保つはたらきに支障。

③弾力を保つ線維をこわす。

真皮層にあるコラーゲン、エラスチンの構造をこわす。張りがなくなり小ジワが生まれ、やがて大きなシワ、たるみ、となります 

SPFとは。PAとは

まずは保湿ケアを十分に

簡単に言うと紫外線をどれくらいカットできるか、防止効果の目安です。 SPFは紫外線B波 (シミやソバカスの原因) 肌表面が赤くなり炎症を引き起こす。最高スペックSPF50→数字が大きいほど効果が高くなります。紫外線が当たりだしてから日焼けしてしまうまで、大体15~20分といわれています。50は日焼けまでの時間を50倍遅らせることが出来る。つまりSPFとは「時間」ではなく防御の強さです。

PAは紫外線A波 (シワやたるみの原因)DNAを傷つけたり、窓ガラスや雲を突き抜けるため曇天や室内でも注意が必要。最高スペックPA++++→+の数が多いほど極めて高い効果があります。1~4段階です。

紫外線A波は季節を問わず、1年中安定して降り注いでいます。1年中しっかりケアが必要です。

テクスチャー(クリーム・ミルク・ローション・スプレー)

肌への刺激、優しさで選びましょう。技術が進み付け心地は格段に良くなり、敏感肌の方も対応できるものが多くなっています。乾燥が気になるときはクリーム、みずみずしい、ミルク、ローション、時間がない時はスプレーなど。

日焼け止めの塗り方

顔と首

1.適量を顔の5カ所(両頬、額、鼻、あご)に置く。

  クリームタイプなら「パール粒1個分」、ローションタイプなら「1円硬貨大」が目安。

2.指全体を使って、面積の広い頬からなじませる。

3.額は中心から髪の生え際に向かって、鼻すじは上から下に、あごは中心からフェイスラインに向 かってなじませる。

4.目元は目頭から目尻に向かって優しくなじませる。


・塗りムラが気になる方は、もう1度同量をとりていねいに重ね付け。

・顔の側面や、首までしっかりと!

・オフィスの席が窓際の場合は「PA」値の高いものが◎。

注意!日焼け止めの塗る前に気を付けて。

・保湿ケアせずに塗る。…肌が乾燥していると皮脂が過剰に分泌して崩れやすい。

・手のひらですり合わせてから塗る。…顔を包み込むように塗ると塗り忘れやムラ付きの原因に。

・外出の直前に塗る。…紫外線は窓ガラスを通過するため、家にいても、洗濯物、ゴミ出しなど紫外線の 蓄積が肌にダメージを与えます。スキンケアの一環としておこないましょう。

紫外線を防止するためのその他の工夫

・サングラスをする。

・日傘をさす。

・長袖を着る。

・つばの広い帽子をかぶる。

飲む日焼け止めの効果

数年前からじわじわと浸透してきています。もともとは、ヨーロッパが発祥で、紫外線による肌疾患の治療薬として使われていました。日焼けによる赤み、痛み、かゆみといった症状がでてしまっている時は、日焼けによって活性酸素が発生し、DNAが損傷されている状態です。飲む日焼け止めは、そのような症状、老化の原因となる活性酸素の発生を内側から防ぐ役割です。併用がおススメ。